ホテルバーは美味しい
Number_10

パーク ハイアット 東京 ニューヨーク バー

映画の舞台にもなったNYスタイルのバー

響のCM出演という設定

おじさまハリウッドスターとセレブ写真家の夫をもつ若き新妻。赤の他人だった二人が東京で出会い、心をかよわせ合う物語。アカデミー脚本賞をはじめ、数々の映画賞を獲得。監督、ソフィア・コッポラの名を世に知らしめた映画『ロスト・イン・トランスレーション』(以下、LIT)の舞台となったのが、ここパーク ハイアット 東京『ニューヨーク バー』である。

2003年の公開から10年以上経った今でも映画の世界に浸ろうと、このバーを目指して東京にやってくる外国人は引きも切らないという。そして東京にいながらにしてニューヨークの摩天楼気分を味わえる場所として人気を誇っている。

20時を過ぎればジャズバンドの演奏が始まり、ゲストの顔ぶれは国際色豊か。キラキラ光るネオンの海の中、誰もが東京摩天楼の姿を眺めている。丹下健三が設計したビルの52階、ジョン・モーフォードがインテリアデザインを手掛けた空間から見える夜景はマンハッタンさながら。今年の7月9日で開業20周年を迎えるということが信じられないくらい。何度訪れても新鮮な感動がある不思議な場所だ。

あるインタビューでソフィア・コッポラがパーク ハイアット 東京を「一歩足を踏み入れると、まるで空中に浮かぶ島にいるよう」と表現した異空間。それがこのホテル及びバーの正体なのだろう。

ちなみにLITではビル・マーレイが演じるハリウッドスター、ボブ・ハリスはジャパニーズブレンデッドウイスキーの最高峰といえる「響」のテレビCM撮影のために来日したという設定だった。スカーレット・ヨハンソンが演じた孤独な新妻シャーロットになりきって、「響」を飲むビル(ボブ)との出会いを待ってみる、なんて憧れの映画の世界を追体験できるのだから、ファンにとってはたまらない。

写真左:
響17年2,000円
写真中央:
ダーク&ストーミー1,800円
写真右:
ニューヨークパンチ1,800円

こだわり素材で作るカクテル

映画を抜きにしてもゴージャスな夜景を楽しみながら飲む一杯は最高だ。ビバレッジ マネージャー、横田保和さんにおすすめカクテルを作ってもらった。

「ここ数年、世界的にクラシックカクテルがブームとなっています。特にスタンダードなレシピをアレンジしたツイストカクテルが人気ですね」

スコッチの名門、ザ・マッカランの技術協力で造られるプレミアム・ラム「ブルガル」ブランドのアネホとホワイトがベースの「ダーク&ストーミー」はジンジャービアーの代わりに自家製ジンジャーシロップを使うことでツイストしたカクテル。フレッシュな生姜とてんさい糖、水というシンプルな材料で作ったシロップの辛みが爽快だ。

横田さん情報によれば、グラスにクラッシュアイスをたっぷり詰めたスウィズルというスタイルも人気があるらしい。「ニューヨークパンチ」はプレミアム・ラム、「ブルガル1888」をベースに軽く潰したマンゴーとオレンジ、パイナップルのピュレを使用。ラムの複雑でドライフルーツやチョコレートを思わせる香りとフルボディな味わいがトロピカルなフルーツと見事に溶け合う。大人のフルーツパフェとでも言おうか。

今春より『ニューヨーク グリル』に新シェフが就任し、併設するこのバーのフードメニューにも新たなテイストがプラスされる。春の陽気にこころ弾ませながら、東京のニューヨークにプチトリップしてはいかがだろう。

ビバレッジ マネージャー
横田保和さん
東京都新宿区西新宿3-7-1-2
パーク ハイアット 東京 52F
Tel.03-5323-3458(直通)
17:00?24:00LO(フード23:30LO)
木・金・土曜25:00LO(フード24:30LO)
無休 *予約不可
20:00?(日曜19:00?)
カバーチャージ2,200円(税別)
サービス料13%

カクテル1,800円~
ウイスキー1,500円~
フード1,800円~
*価格はすべてサービス料・消費税別
※掲載情報は2014年4月現在のものです。